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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(USA/2002)をNTFLXで。 

これも今手掛けてる仕事に関係があるので。まあしかしそういう意味ではあまり必要のないものだった。ハリウッド映画で140分というのは長いと思ったけど、ダレずに見られた。ともかくパンナムが画面上に現れるだけでどっとノスタルジーの世界に持ってかれる。本作が2002年封切りというのも唸るほかない。2001年の大惨事を経験する前のゆるゆるの航空業界。そして人々がパイロットとスチュワーデスに向ける憧れの目。そして描かれるメンヘラ像の呑気さ。これが現在ならばペーソスはありつつも爽やかさを保った描き方はできないのではないか。そしてとことんおバカな女性の描き方も、今じゃありえなさそう。パイロットを大勢連れ車から降りてホテルに向かうパイロットの大名行列、これが後半でも繰り返されるところが良かった。ともかく陰惨な結末じゃなく見られるのがとても良かった。それにしてもこの英語をそのままカタカナにしただけの邦題、この頃の流行りだったっけ。客を選ぶこういうのも今じゃ考えられん。

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