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Thupparivaalan (Tamil/2017)をUSAPで。 

これでミシュキンの監督作は全部潰したことになる。謎解き部分には遺漏がなく、しかもヴィシャールのアクションも無理なく入り、ミシュキン特有の映像美(+独特の間)と、おまけに笑える香港・日本映画へのオマージュも加わって大充実。ワトソン君役のプラサンナ―は何だか可愛い。アヌはねっとり過ぎてちょっとと思っていたが最後のシーンで泣かせた。アンドリヤーはイメージを裏切るマッチョな役で肉体派アピール。唯一どうかと思ったのは、不気味な連続殺人が蓋を開けてみれば金銭ずくのものだったこと。もっと情念の滲み出るものが欲しかった。金銭ずくの割には組織への忠誠心が異様に高いメンバーもいて謎。バギャラージやアンドリヤーなど本作の悪役たちはあまり多くを語らないキャラが多く、それがらしさを醸し出していた。ラストのマングローブのシーンはハリウッド映画か何かへのオマージュか。それにしてもミシュキン映画の割には昼間のシーンがやたらと多かったな。ヴィシャールのキャラはもちろん肉体派・武闘派ではあるのだが、ぶっきらぼうな愛し方や富豪の依頼を断る正義感などに好感。

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