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Rangasthalam (Telugu/2018)をUSAPで。 

179分はいかにも長いが、テルグの衆には堪らないものがあったというのはよく分かる。商業映画にありがちな緑の田園地帯に建つキラッキラの大豪邸で賑やかな結婚式というようなテレビ・コマーシャル的なのじゃない真正の田舎の景色があるし、そこで生粋のゴーダーヴァリ弁が喋られて、御曹司ラームチャランがむさ苦しい田舎男を好演してるのだから。何時間でも観てられるんだろう。やはりテルグの映画人は(ある程度まで観客も)、ルーツとなるアーンドラ地方農村社会に特別な感情を持っているのだと分かる。特にゴーダーヴァリ沿岸のパピコンダルを舞台にしたというのが非常にキャラ立ち度が高い。単純と言えば単純なストーリーラインは、赤旗映画のそれ。そしてダリトvs婆羅門という割とスッパリしたカースト対立というのもある。中間カーストを入れると色々問題が起きるのだろうか。時代設定を1980年代としたのも、現代に繋がりながらもレトロであるという綱引きの結果か。ジャガパティの演じるバラモンの金貸しが、極端に暴力的でしかも動物供犠まで行っているというのはリアリティあるのか?

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