Rangoon (Hindi/2017)をNTFLXで。
邦題は『ラングーン』。フィアレス・ナディヤがモデルの作品と聞き、芸道ものかと期待したけど全然違ってた。ボリウッダイズされた『遠すぎた橋』とでもいうか。例によって導入部での背景を述べるテキスト部の翻訳がひどい。どうしてなんだ。あとMariyama Ramannaもちょっと入ってないか。日本人役がまともでちょっとホッとした。ルストムはグジャラート人という設定だったがパールシーなんだよね。そこもモデルがいる話なのか。時代がかった派手なソング(戦地慰問シーンでのものはとてもそうとは思えない大掛かりさだったが)はどれも良かった。戦争ものとしての緊迫感はそれほどないけどそれなりに積み重ねたプロットを一気にひっくり返すクライマックスの列車救出シーンは、多分現地のインテリ観客からは総スカンだったと思うけど、そうこなくっちゃという感じ。それから歌でもって名乗りを上げるシーンがインドらしくてよかった。日本兵は「菜の花畑に入り日薄れ」を歌ってた。しかし宝剣を持ち出すことがなぜ独立運動になるのかよく分からなかったが、要するに売って軍資金にするってことか。