Bombay Talkies (Hindi/2013)をNTDLXで。
これも月末で配信終了と聞いて。4話のオムニバス+エンディングの豪華絢爛スター総出演ソングという5部構成。このエンドソングと本編の文芸調とが全く噛み合わずちぐはぐ。豪華な顔ぶれよりもむしろ不在者が気になる。カラン・ジョーハルの第1話はラーニーの熟女ぶりに圧倒された。熟れ切って崩れる寸前というのをよくもまあ演じたもんだ。一部で酷評されていたが、ゲイ同士の緊張感のある心理戦と大人の女との絡み方は面白かった。評価の高い第2話では例によって日本語字幕に苛々。エキストラがエキストラとして一瞬の演技に精魂を込めるということ実際がよく分かる。ゾーヤーの第3話は子役の演技力に頼り切っているきらいはあるが、カトリーナのあのセリフがオタクには刺さりまくるだろう。アヌラーグの第4話は、いつもの作風から離れて意表を突く古譚の味わい。方言のニュアンスが分かれば一層面白いのだろう。ムラッバーという食べ物の存在を初めて知ったが、検索するとジョージア料理として出てくる不思議。実在の人々をキャストしたというバッチャン邸の警備員の面々の顔がいちいちいい。