Virus (Malayalam/2019)をDVDで。2回目。
初回と違って、人物相関関係が分かって見たのでやや理解が進んだ。しかし頻出する医学用語などにはまだ追いつけていない。今この状況下でまた違った感慨があるかとも思ったが、そうでもない。まず平時からERが凄まじいのが示され加我の差を思い知らされる。大学病院であっても陰圧室とかは望みえない一部木造建築。まあそれと、現状のコロナとニパとのスケールの差。量によって質もまた変質する。感染もどうやら唾液や吐瀉物への接触からのようで、エアロゾル感染ではない模様。フルーツコウモリが大元の感染源らしいことが予想され果物屋が風評被害を被るというのがなんとも。だからマスクの奪い合いのような描写はない。致死率は60〜74%と高い。現状と符合するものがあるのは、感染発症によって日頃の行いが炙り出されてしまうことか。陰謀論は現況では一般市民のを巻き込んだプチ・インフルエンサーから湧き上がっているが、作中では中央政府と防衛筋から。市井の人々のパニックや流言飛語といったものはあまり描写されない。州政権への批判は全くない。一番の見どころはクラスター追跡の手法。