Giri Baale (Kannada/1985)をErosNowで。
タイトルの意味は「山の娘」か。サムネだけで予備知識なく見たシリーズ。ここのところの低空飛行の中では前半が目覚しく面白かったので、隠れた名作かと期待しながら見てたら、終盤の50分で色んなものをぶちまけた感じで収拾つかず強制終了という感じの終わり方。ヘロヘロになった。まずはショーバナの登場に吃驚。この時代のカンナダのクソださ振付のダンスでもショーバナが踊ると見られるものになる。彼女は前半の噛ませ役で退場するのかと思いきや、終盤に再登場して異様なツイストを巻き起こす張本人となる。しかし各エピソードとその時間配分のバランスがどうにも悪い。それと各キャラの性格の一貫性もぐらついてる。もしかして本当に脚本なく撮り始めて無理やりに終わらせたものじゃないのか。アクションを入れるためだけに加えられたシュリーニヴァースのキャラとか、悪役としての役割を全うできず変質するニーラヴェ二の父とか。子供を得るために第二夫人を持つというの、当時の観客にはどう受け止められたのか。二人組のコメディーはしんどい。海岸地方(?)の水辺の景色は新鮮で美しい。