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Halliya Surasuraru (Kannada/1990)をErosNowで。 

タイトルは「村の悪魔」ぐらいの意味か?階級闘争とカースト間の争いを暗示しているようなのだが、表面的には戯画的な金貸し悪党と正義の勢力との間の死闘。ただし、プロット・演出・編集・アクション振付など、目眩がするほど粗雑で、プロダクション・バリューは最低。この時代のカンナダの非ラージクマール映画としてはまあこんなものなのだが。一方、80年代ボリウッドの暗黒映画の、カルナータカにおける呼応と考えれば落ち着きがいい気もする。シャンカルナーグのワンマンショーかと思えばそうではなく、3組の恋人たちに均一に時間が割り振られている。印象的なのは、低カースト出身ながらI A Sを目指す若者が金貸しの娘と恋仲になる設定。俳優名はわからないが、この男が恋人の危機に田舎のプレスリーみたいな格好で耕運機を運転しながら現れてアクションになだれ込むのが凄い。衣装とかも場当たりだったのだろうか。悪役のアシュワトをはじめとして皆誠実に演じているが、ロングショットで走ったりするシーンに、演じ手たちのアパシーが出てしまったような気がする。

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