Android Kunjappan Version 5.25 (Malayalam - 2019)、二回目の通し見。
ネイティブ・スピーカーによく分からないところを尋ねた上での再鑑賞。やはり台詞の一々が面白い。スルーした箇所も丁寧に翻訳してあればさらに面白かったはず。スラージの芝居は名演なのだが、ラストに近づくにつれてやや息苦しくなっていく。ラストシーンでのサウダーミニは謎だ。彼女は本当に物理的に存在する人だったのか?ほんの数秒だけ写真が映る悪魔のような矮人クンニャッパンの意味は何なのか?どちらも存在論哲学を感じさせるものがあるが、脚本家の苦し紛れなのか深すぎるのか分からない。田舎の衆のコクのあるキャラは何度も見ると味わいが増す。特に従兄のプラサンナンがいい。おっちょこちょい、知ったかぶり、うろ覚えの知識をひけらかすなどなど。それから薬剤師か何かの資格を持つ万年求職親父のまったりとしたキャラが凄すぎる。劇団のトップのヴィヌ(?)の実父クンニャッパンに対するオブセッションがよく分からず不気味。現地レビューでも終わり方に対する苦情はちらほら。シンプルで温もりがあるソングと歌詞はジワジワ来る。