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Ala Vaikunthapurramuloo (Telugu/2020)を池袋HUMAXで。 

おとぎ話のフワフワした雰囲気のファミリードラマに唐突にエグい暴力が挿入され、またすぐに祝祭的なパステルカラーの画に戻る。ストーリーは細部から大枠まで釈然としないところが多い。細部では最低セクハラ野郎として登場したナワディープがその後すぐにサイドキックになったり。大枠での問題はエンディング。真相を知る人は限られてるはずなのに、結局二人の息子はそれぞれの生物学的な親の元に戻ったことが暗示される。それから、障碍に近いような身体的な癖を揶揄するシーンも冷や冷やする。つまり読み込めば読み込むほど冷えどんよりしてくる話なんだけど、アッル・アルジュンの魅力で一気に見せるものとなっている。ダンスはなぜだか出し惜しみ感あり。その代わりにアクションの振付が凝っていた。最初のスカーフ(chunni)をめぐる争いは闘牛みたいだった。クライマックスのシュリーカクラム(?)のフォークソングをバックにしたものでは焼き鳥串の受けに笑った。それから、会議室でヒットソングメドレーをするところも馬鹿っぽくて良かった。スニールに涙。

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