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Petta (Tamil - 2019)をNTFXで。邦題は『ペッタ』。 

字幕が酷すぎるというのを聞いて、どれどれとアクセスしてみたら結局最後まで見てしまった。現地語が分かる学識者による校閲はもちろんのこと、文字のすっぽ抜けを正す程度のチェックもしていないという手抜きははっきり分かった。英語字幕付きで見た初回と印象はそれほど変わらないけど、最後の最後にどんでん返しがある本作、結果を知ったうえで見ると色々味わいどころが出てくる。シムランのエピソードなど、ほぼ不要なものだが、かつて懐妊のためにラジニとの共演を泣く泣く諦めた彼女の個人史を知ってると、胸に迫るものがあるし、製作者もそれを分かってキャスティングしてる。人情と、学生たちの馬鹿っぷりと、グーンダの人間味(そのうちの一人が「アディポリ」と口走る箇所があった、マラヤーリーという設定が細かい)などなどを一通り見せた後、最後にはマフィアの非情で〆るのがカッコいい。それにしても空白の十数年間、ペッタは何してたのか。あと、監督自身がナワーズッディーンの吹き替えを担当(しかもカライ・アラサンと共同で)というクレジットが出てきて吃驚。深い訳がある?

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