June(Malayalam - 2019)をシヴァージーナガラのサンギータで。
スクリーンが暗い上に字幕が無くて残念。Premamを裏返しにしたような、女学生の恋から結婚までの様々な遍歴を描く。男女を問わず、人は思春期から始まり様々なレベルの恋愛感情を経験するのが普通だが、伴侶は最終的にお見合いで決めても全然かまわないんじゃないか、という幾度も繰り返されてきたインド的な結婚観。主演のラジシャは可愛いけど、パドマプリヤーに似た魔女の鼻がそのうちハンデになりそう。ケーララ人だけどムンバイから来たせいで王子様に見えるサルジャノは、ハイスクール時代は輝いてたのに、成人してヒゲ面で再登場するとなぜだかつまらん奴に見えるのは、役づくりなのか。隠し玉のアーナンド役のアルジュン・アショーカンはただの端役だけど何となく二ヴィンに似てるなあと思って見てたら、後半に予想外の再登場をして、そこでも二ヴィンに似てるのだった。似てはいるけど多分スターにはなれない、本当にスターとその他との分かれ目は何なのだろうと思えてくる。ジョジュ・ジョージの父役が称賛を得ているが、一番美味しい役はこの子だったと思う。