土曜日に行った新文芸坐のドゥニ・ヴィルヌーヴ特集オールナイト、近くの席になった19, 20歳くらいの男子2人が「神奈川から今日のオールナイトに来てるのは確実に俺たちだけだって!」みたいな感じでイキってるのを見てフフッと思った。『複製された男』(ドッペルゲンガーみたいなのが出てくる話)の上映後に、「ちょっとさー、俺らもこういうの撮ろうよ! お前が一人二役でさー、イケるって!」とかはしゃいでたのでさらにニコニコしてしまった。たぶん映研なんだろうな。そんで特に興奮してたほうの男の子が『タクシー・ドライバー』のTシャツ着てるのに気づいて、君たちに幸多からんことを! と何か目頭が熱くなってしまったよ。最近涙脆い。
あとねー、「この監督はこんなすごいのばっか連続して撮ってるのすごくない? 俺あんま知らなかったから衝撃だわ。他に何撮ってんの? 何歳くらいの人?(スマホ取り出す)」「あ、今ウィキ見るのやめようぜ、オールナイト終わってから見よう!」とか言ってたのが特に良かった。知識で見た気にならないという倫理。
@MSRkb うんちく垂れてるより全然良いなあ。若い映画ファン大事にしないとですねー。