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『メメント』 

観ながらジョジョのジェイル・ハウス・ロック、『殺人者の記憶法』、『ビューティフル・マインド』etc色々な(先に観てしまった)フォロワー?作品のことを思い出した。今観ても十分楽しめたけどもっと早く出会いたかったな〜

ノーラン監督(観る前から勝手に)苦手意識あったんだけど面白かった。冒頭のポラロイド写真からの逆行、印象的だし構成暗示してて親切だな。サミー夫婦の話も終盤テディが丁寧に種明かししてくれるけどそれなくてもそうだろうなって見せ方になってるし
THE 信頼できない語り手

"自分の行動に意味があると信じて たとえ覚えてなくても"
なんかいいこと言ってる感じのモノローグだしみんな切ない〜可哀想〜🥺て感想言ってるけどめちゃくちゃ怖くない……?!となってしまった。次の「ジョン・G」を追って(死ぬまで?)彷徨い続けるってことだよね……?(まぁそれが哀れっちゃ哀れか)

EDがDavid Bowie "Something In the Air" だわ

完全版』
“昔 ある所に国があった”
戦争が続いていると信じ込まされた人々が生きる幻想的な地下世界の美しさ。旧ユーゴスラヴィア出身の鬼才、エミール・クストリッツァが祖国の戦後の歴史をユーモアと寓意、そして哀しみに満ちたブラックなファンタジーとして描き出す
嘘も裏切りもすべて今は彼岸に…

映画中ハイスピードなブラスバンドの演奏と様々な動物たちに溢れているんだけど、どうやって撮ってるんだろう?!ってビックリする(特に動物たち)

『別れる決心』 

映画技術や男女の機微に疎いので私には難しかった。でも簡単に分からないものこそずっと考え続けてしまう魅力があるので“あなたの未解決事件になりた”いとはずっと私のことを考え続けてくれということなのかも

スマホやスマートウォッチを多用してて、何年後かに観ると時代を感じそう。批判ではないです(その時代の物を入れず陳腐化しない描き方を絶賛する風潮が個人的にあまり好きではないので) 監督も現代の観客に向けて自然なように撮ってるって言ってたし

最後の海の波、ソレの家の壁紙思い出す。 の映画は(腐敗色でもある)緑や青が印象的に使われてることが多い気がする

死体の目から見た視点、スマホ画面の裏から見た視点
遠くから覗いているのに側にいるような見せ方
視界を遮る霧 目を凝らすための目薬

唇みたいに柔らかかった手 夫を殺すために山に登りタコだらけになった手 ふたたび柔らかくなった手
たくさんあるポケットをまさぐったりハンドクリームやリップクリームを塗ってやったり塗られたりしてるのが直接的な濡れ場無くても親密さや艶っぽさを感じる

『アイ・キャン・スピーク』 

193本目
シンプルだけど思ってた以上に重くて良いタイトルだった。これを上映できない日本の器の小ささが本当に残念。韓国の公務員映画?好きなんだよな。『シグナル』のパクプロとかもだけどこういう感じの堅物そうな役のイ・ジェフンなんか好き

作中でもまさに「難しい単語は必要ありません」言ってるけど、文脈とか脚本がちゃんとしてると「アイキャンスピーク」「ハウアーユー」みたいなありふれた台詞でもちゃんと感動できるというお手本のような作品でもあった…
パク主任アメリカ着くの早!!🛬 ちょっと強引過ぎんか? とか一瞬思ったけど証言直前の「ハウアーユー?」の使い方、うめぇ… ってなったし主任が居てくれるから安心して話せた🍻って描写も前にしてるから普通に感動してしまった……

泣きすぎてティッシュ消費してしまった…(涙もろい)
『モガディシュ』でも思ったけど韓国語の「밥 먹었어?」沁みる…

『非常宣言』観た 

195本目は『
イ・ビョンホン、ソン・ガンホ、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワンetc……錚々たるキャストを揃えてるのから考えると、個人的にはちょっとイマイチだった。
みんなが降りないって言うところだいぶ胸糞悪かったな…同調圧力 自己犠牲の話はちょっとお腹いっぱい。似たタイプの映画なら『』の方がよっぽど好き。
boidsoundだったし臨場感あり過ぎてものすごく酔った(?)
最後まで緊張切れないって感想もよく見かけるけど、希望を持たされて、また裏切られて…の繰り返しに疲れてしまった。乗客の追体験っちゃそうなんですが。
イム・シワンのヤバい奴感がヤバかった(わりと早めに死ぬけど)
自衛隊がアグレッシブ過ぎる

『よりそう花ゝ』観てきた 

194本目は『
葬儀屋のソンギル(アン・ソンギ)は、事故で下半身不随となった息子・ジヒョク(キム・ヘソン)と二人で暮らしている。
葬儀屋の仕事が減ってしまい、収入が減ったソンギルは家賃の支払いすらままならない為、長年営んできた店の看板を下し、大手の葬儀屋と提携を結び安定した生活を選ぶことに。
ある日、アパートの隣の部屋にウンソク(ユジン)と娘のノウル(チャン・ジェヒ)が引っ越してくる。
天真爛漫なウンソクと好奇心旺盛なノウルに困惑するソンギルとジヒョクだったが、ウンソクとノウルの明るさに触れ、ソンギルとジヒョクも次第に心を開いていく。

原題『』に込められた意味。なぜ葬儀で紙花を作るのか。

光州事件の加害者側としてトラウマを抱えるアン・ソンギというと『息子の名前で』を思い出す役どころ。

『キングメーカー』 影の使い方が巧い映画だけど、何気に花も印象的でしたよね>BT 

ラブレター(ラブレターではない)に同封される花、候補者が胸元に挿してる花etc
ただの萌えアイテム(?)じゃなくて毒にも薬にもなる花=まさにチャンデのメタファーな薬草になってるのがほんと好きで… ビョン・ソンヒョン監督映画が巧い.com

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