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『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド シーズン2』第9話視聴。もう少し本編と違う雰囲気の展開にして欲しいところだけど。

組織の下っ端や無所属の風来坊役だとめちゃ格好いいのに、上に立つ役だとパッとしない。というわけで、ヤクザの親分になった勝新の『続 悪名』は今イチだった。コテコテの関西弁の台詞も殆ど理解できなかったし。

肉(2013) 

センスの無い、ど直球な邦題で損をしているホラー良作。
残虐なシーンはなるべく控え、ゴシック・ホラー風の綺麗な映像が続いた後、最後に一挙にスプラッターな結末という流れが見事である。美姉妹役の女優達の演技も素晴らしい。
アメリカの田舎の方では現代になっても、宗教的なものやこの作品のような先祖から伝わる一族の儀式的なものが残っているのかもしれない。

『シン・ゴジラ』溜まったdポイントを利用して配信で初鑑賞しました。 

昭和ゴジラ全作に他の東宝特撮、大映のガメラに大魔神まで観たが、本作は怪獣映画としてはあまりにも退屈。
怪獣どころか全体の7割近くお役人達の会議シーンが延々と続くので、会議映画という新たなジャンルが狙いなのかと思ってしまった。
庵野監督なので予想していたけど、分かりやすい実写版エヴァンゲリオンといっていいだろう。説明的な台詞の多い脚本はエヴァっぽいし、ゴジラは怪獣型の使徒と思えばいい。ちなみに石原さとみはアスカのキャラと同じだし、市川実日子は早口のリツコさんといったところか(笑)
総括すれば、この程度の作品が何故絶賛され大ヒットしたのかさっぱり分からなかった。

『酔いどれ博士』(1966) 

勝新得意の風来坊もの。いつもの殺伐とした雰囲気ではなく、コメディ風味で楽しめる。
特に勝新vsヤクザ&チンピラとの喧嘩シーンは、お笑いアクションといっていい。この頃家庭用トランポリンが流行っていたのか、コミカルな動きが面白い。
殿山泰司に東野英治郎、ミヤコ蝶々といったベテランから、子役時代のめちゃ芝居の上手い小林幸子など、豪華な脇役陣の中でもやはり勝新のキャラは光っている。
結末が予想通りなのが残念。この作品もシリーズ化して欲しかった。

『赤々煉恋』 

いくら何でも、清水富美加が数年したら吉田羊になっていたというのは無茶だろう(笑)

『LUCY ルーシー』 

マフィアの密輸ものアクションかと思ったら、最後は何やら大袈裟な話に。
脳に半分以上アクセスできると超能力が使えるという理屈は、無理がありそうな気がする。
ヨハンソンは『アベンジャーズ』から超人キャラが似合ってなかなかの好演だが、もう普通の人間の役はできなくなるかもw

追悼の意味も込めて、『黒衣の花嫁』ソフト化して欲しい。

『4分間のピアニスト』 

クラシック音楽ネタのファンタジーで、久しぶりの再鑑賞。
女子刑務所の殺人犯にして天才ピアニストの受刑者という設定はさすがにありえない気がするし、桁外れの癇癪持ちに性格もひねくれた人物が人を感動させる音楽を演奏できるかというと大いに疑問がある。
最後のクラシックのコンクールで、前衛ジャズみたいな演奏にスタンディング・オベーションはありえないでしょ。
女性ピアノ教師の同性愛エピソードも余計な気がした。

『ウォーキング・デッド』吹替版でシーズン2まで一気見。農場編と次の刑務所編がやはり一番面白い。

『ミュータント・クロニクルズ』 

2707年という時代設定だが、空飛ぶ機関車みたいなのでゾンビの巣窟に向かうなど、レトロな美術が面白い。最後の方はアクション・ゲーム風トラップも出てきて結構楽しめた。
女性戦士役デヴォン青木はアクションの見せ場は少ないが、やはり格好いい!

『ウォーキング・デッド』吹替版でシーズン1から見直しているが、リックやカールはともかくキャロルが7まで生き残っているというのが凄い。

『カルテット!人生のオペラハウス』 

名優ダスティン・ホフマンが、クラシックのオペラを題材にした映画の監督をした作品。
舞台はかつてのプロの音楽家専門の老人ホーム。個室もあるお城みたいな建物に広々とした庭なので、日本の施設のイメージとはまるで違う。
オペラの知識が無いので何とも言えないが、現役の音楽家も絡むともっと物語の振り幅があって良かったと思う。
主役の4人はベテランの役者、他は本物の音楽家が多数というキャスティングなので最後はさすがに吹替えはできなかったのだろう。

『凍河』(1976) 

原作は五木寛之。主演はこの頃は既に同棲していて翌年にはデキ婚する中村雅俊と、桐谷美玲にソックリな五十嵐淳子。
精神科のリハビリ施設が舞台だが、中村雅俊が全然医者に見えないのでよくある青春ものと変わらない雰囲気。
これが最後の映画になった石原裕次郎は、友情出演扱いで2シーンのみの登場。
話は今イチだが、佐分利信に岡田茉莉子と豪華なキャストを揃えたせいか見応えはあった。
特にMVPといえるのが女子校生役の原田美枝子!

何とネトフリに『どんずまり便器』が追加されてるw

Huluが大株主の日テレの配信用子会社化してきたので、今月で解約することに。

『霧の旗』(1965) 

松本清張原作、山田洋次監督の邦画ミステリー最高傑作。能天気な寅さん映画と真逆の世界で、終盤の倍賞千恵子が演じる桁外れの冷酷な女が凄すぎる!

『この国の空』 

終戦直前の東京杉並区の庶民の話で、戦闘や空襲シーンは無し。
戦時下の生活についてなのか、隣人との不倫話が主なのか今イチ焦点がボケていた気がする。
尻は丸出ししても、乳は絶対見せない二階堂ふみの濡れ場も中途半端。
本編はそんな感じだが、何よりも母親役の工藤夕貴と叔母役の冨田靖子がエンドロールを見るまで分からなかったのが衝撃である。
二人共まだセーラー服の女学生のままのイメージで、自分の中では固定されているようだ。

陣内孝則、大江慎也、町田康と今は皆50代後半か。今、バースト・シテイを観たらどんな気持ちだろうか。

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