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パターソンとベイビー・ドライバーを上映しない県在住の者としては、ローカルTLを見ると疎外感を感じるわい。

『どんずまり便器』 

弟離れできない最低女子の話。最後に観音様になるオチは気に入った。

10月のCSでハリーハウゼン特集やるのか!(≧∇≦)b

『ワンダーウーマン』鑑賞。透明飛行機はやはり出てこなかった…

トビー・フーパー監督、RIP…
『悪魔のいけにえ』こそ最高のホラー映画です。
m.sponichi.co.jp/entertainment

『ねじ式』(1998) 

メインの『ねじ式』は原作自体が抽象的なものなので、これで良しとする人や原作のイメージと違うと不満な人もいるかもしれない。作家役の浅野忠信を主役の少年にしてしまったのが大ミスで、他はまあまあだと思う。
一番の出来は消えた名女優つぐみが登場する『もっきりやの少女』編。彼女の演技はもちろん、全てが原作の雰囲気通りで素晴らしい傑作である。
つげ義春の短編最高傑作『紅い花』も入れて欲しかったところ。

映画の予習でもないけれど、CSで無料放送していたリンダ・カーター版のテレビ第一話を、数十年ぶりに視聴。品のある美人で抜群のスタイルのリンダはやはり格好いい!透明飛行機って今回の映画にも出てるの?

参加していたマストドン、もう二つ閉鎖してしまった。ここは長く続いて欲しい。

『SAINT LAURENT/サンローラン』(2014) 

文化や芸術が一番輝いていた時代の話なので、なかなか興味深いものがあった。
個人的に一番の見どころは本編よりも、老人になったサン・ローラン役のヘルムート・バーガー。あの美青年が気難しそうな普通の爺さんになっていたのが時の流れを感じる。テレビで自分の主演映画『地獄に堕ちた勇者ども』を見ているという、大サービス・シーンあり。
そして、70年代には天使のように美しかったドミニク・サンダ様も、品のある普通のオバ様になっていた。

『コーヒー&シガレッツ』 

久々の再鑑賞。コーヒー好きでスモーカーでもある自分には実に心地良い空間を堪能できる、ジム・ジャームッシュ監督のショート・ストーリー集。
沢山の俳優や音楽家達による玄人芸を満喫できるが、中でもロベルト・ベニーニ、トム・ウェイツ&イギー・ポップ、ケイト・ブランシェットの一人二役が面白い。
最近の喫煙者を犯罪者のように扱う風潮で、映画好きな嫌煙者はこの映画に何点を付けるのか興味深い。

『彼女について私が知っている二、三の事柄』 

独り言やインタビュー形式の会話で構成された、風変わりなドキュメンタリー・タッチのゴダール監督作品。
売春をしている主婦が主人公というわけでもなく、何故か工事現場のシーンが多数挿入される。
お洒落な家電やポスターなど、1966年のパリの雰囲気を感じるのが精一杯の楽しみ方か。

『男性・女性』 

劇映画というよりは、当時のフランスの若者達のドキュメンタリーとして観るのが正解かもしれないゴダール監督作品。
理屈っぽくて良く喋るジャン・ピエール・レオが男の象徴。感情だけで生きているようなシャンタル・ゴヤが女の象徴といったところか。
本業はアイドル歌手のシャンタル・ゴヤがとにかく可愛い。ブリジット・バルドーが1シーンだけ特別出演。

『破戒』(1962) 

島崎藤村原作の部落差別をテーマにしたもので、木下恵介監督に続く市川崑監督の二度目の映画化作品。
明治時代の長野県の田舎町に、江戸時代のような階級社会があったという日本の裏歴史のような話。
部落出身者という事をカミングアウトし絶望するナイーブな小学校教師を雷蔵が好演。本作がデビューとなった藤村志保が初々しい。
この頃の邦画には珍しくロケによる撮影が多く、雪の田舎道のシーンが美しい。さすが宮川一夫である

『ぼんち』 

宮川一夫の撮影による昭和初期の町並みの映像が素晴らしい。今ならドローンにカメラを付けて撮ったような頭上からのショットが新鮮。
雷蔵はイケメン優男バージョンで、このキャラもできるという辺りが他の男優達とレベルが違うところである。
当時のトップクラスの豪華女優陣が出演。特に祖母役の毛利菊枝と嫁の山田五十鈴のコンビが名演。
原作の山崎豊子と脚本の和田夏十が女性のせいか、女はもう卒業というオチになっているけど、現実の男は死ぬまでスケベ心は無くなるはずがない(笑)

『ヴィジット』 

他の映画かコミックで似たような話を見聞きしていた記憶があるので、あまり新鮮味は無し。
細かいところで辻褄が合わないところがあるし、流行りのハンドカメラ映像はもう飽きた。ラップ小僧もエンドロールまでウザいし。
ナイト・シャラマンという監督、『シックス・センス』から何本が観ているけどどれも今一つの印象。信者もいるようだけど、過大評価されてるような気がするが。

『ブンガワンソロ』 

終戦時のジャワ島日本兵を描いた65年以上前の邦画なので古臭いのは仕方ないが、森繁久彌と伊藤雄之助は相変わらず素晴らしい。こんな役者達は二度と日本には出てこないだろうな。

『怪談』(1965) 

第一話と四話は初めて知る作品なので変だと思ったら、『怪談』以前に書かれた小泉八雲の短編集からのものだった。『怪談』そのものは八雲の日本人妻から聞いた話をまとめたものなので、他の二編は創作に近いものかもしれない。
有名作の『雪女』『耳なし』に『黒髪』は美術の美しさと俳優陣の熱演が見事。『耳なし』の海岸のシーン以外は全てスタジオ内のセットで撮影されているのが凄い。
俳優では平家武者の亡霊役の丹波哲郎の不気味さと、『黒髪』の女房役の新珠三千代の美しさが印象に残った。
第四話の結末のないホラー『茶碗の中』は、筒井康隆や小松左京の書いたショート・ショートみたいで、個人的には一番好き。

『ヒトラー暗殺、13分の誤算』 

ユダヤ系でもなく純粋のドイツ人なのに、単独でヒトラーを暗殺しようとした一般人の実録もの。
反ナチスなのは理解できるが、確実に巻き込まれる人もいると知っていて爆破の計画をした理由がこの映画では分からなかった。
人妻との不倫話の時間が多く、突然こんな過激な行動にシフトした心境が理解できない。
総統を殺そうとして自供もしている人物を、5年も処刑しなかったナチスの思惑も不明。というわけで、モヤモヤしたものが残る少し残念な作品。

『ロシアン・スナイパー』 

大戦で300人以上射殺した実在の女兵士を、モデル系美人に配役したせいか迫力に欠けた感じ。それにしても、同じ時期の日本女性が竹槍でB29に向かっていたのとはえらい違いだ。

『悪魔の赤ちゃん』(1973) 

モンスター赤ちゃんよりも、笑顔で有給休暇を取れといって実はクビにし、早急にデスクを整理させる父ちゃんの職場の社長が赤ちゃん以上に怖かったw

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