『炎の人ゴッホ』
数10年ぶりの再鑑賞。
一番記憶に残っているシーンは、ゴッホが耳を切り落とした直後に村人が大勢からかいに来るところ。同じ場所に住んでいても、こんなに思いやりが無いものかと暗い気持ちになった。
映画ではアンソニー・クイン演じるゴーギャンが悪者にされているが、やはり運の無い人だったという事だろう。
献身的に支援を続けた弟のテオも、ゴッホが亡くなった翌年に精神病で亡くなった事からも、兄弟揃って不運だったという事でやりきれない気持ちになる。
それにしても、ミュージカルの名手ヴィンセント・ミネリ監督作品だったとは今回知って驚いた。