『ローガン』ダフネ・キーンが素晴らしい
この少女の起用によって評価が底上げしている。もっとスクリーンで観たい。目力が異様にあるキリッとした鋭い目線で、かなり映画に向いている。凛々しくカッコいいが、子供の無邪気さも残っていて尚愛おしい。母性を感じさせる場面もあり、完全無欠。
この子が出るたびに5億点を連発し過ぎてコレはヤバイ。R15である長所を少女に向けて撃ち込むのが、エグいながらも紛うことなき魅力になっている。唸り声をあげながら、悪漢を切り裂き、滅多刺しにする姿に惚れ惚れする。血飛沫を浴びながら闘う少女キャラの金字塔。
痴呆ジジイと、中年オッサンと、切り裂き少女という取りわせ方が良い。食事を囲むシーンの幸福さ、擬似家族物としてグッとくる。食器の使い方が覚束無いままに、モリモリと飯を食うダフネ・キーンが愛おしい。コーンフレークを買ってあげたいわ。
ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンを引退する作品という印象よりも、ダフネ・キーンの存在を世界中に広く知らしめた印象と功績の方が強い。