生誕120年・没後60年 小津安二郎 ~世界が愛した映像詩人~ 

先日後輩と「文学館で行う内容ではないのでは?」等と話題にした特別展。
しかし、この道立文学館は以前、柳宗悦を遡上にし民芸品と北海道をむりやり繋げて展示をした実績があるので、今回も北海道(地元)につなげることで展示にこぎつけていた。
小津は来道しておらず、小津作品内で言及される北海道のイメージは、当時の内地人(本州)が抱く「左遷・島流し」といったマイナスなものであり、当時の本州在住の人間であれば至極当然抱く感情である、という雑なまとめ方をしたのが面白かった。
展示物はほぼ築山氏のものであり、その豊富さに舌を巻く次第であった。
恥ずかしながら小津未見の初心者であったため、全作品を生涯と照らしながら浅く広く紹介する内容だったことは有り難かった。
シネフィルの御用達という印象があり敬遠していたが、初期作品は外連味のある大衆作も取っていたようで、勝手に高めていた敷居を低めるいい機会となった。
「非常線の女」がU-NEXTで配信中らしく、見てみようと思う。
二色刷りの、当時の作品案内のデザインが非常にキッチュで非常によかった。

童夢を未読のため、イノセンツを見ている間に感じたのは、引かれ合うスタンド使い(ジョジョ)と「クロニクル」と「キャリー」だった
パンフレットの装丁が凝っていてよい

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