『工作』は、いい映画ではあるけど、あんまり好みじゃないなーと思った。確かに緊迫感はあったし、ラストもよかったけど、延々と駆け引きとか腐敗を見せられて、かなり長く感じた。もっとも、そこがこの映画の肝なので、そういう心理的なかけひきに興味がひかれなかったら、まあ、それは好みの問題としか言いようがない。
日本のみなさんにお伝えしておきたいのは、(って、へんな言い方だが、わたしは在日韓国人です)、ピョンヤンで仕事したことある人にとっては、イ・ソンミン演じる北の高官は、めっちゃリアリティあったということ。わたしも含めて、韓国の観客にも日本の観客にも伝わりづらいところだけど、ばっちりだったということですよ。
@tacchan 見てるときから、北の高官で西側との窓口になっている人は、さぞ複雑な知性と人間性を持っているんだろうな、とは思っていました。でも、どれだけリアルかはわからなかったんですが、ピョンヤンで働いたことのある友人によると、「ああいう人いるいる!」だそうです。分断されて長いとはいえ、もともとひとつの、
士大夫の国ですからね。ああいう知識人像というのは、南から見ても造形できるもんなんだなぁ、と。
@yhlee あの高官の感じってリアルなんですね。正直、絶対盛ってるだろ・・・と思ってました。