『ダンボ』の感想です。 (1/2) 

ティム・バートン風味は薄め。ちゃんとディズニー映画になっている。

ダニー・デヴィートが、ものすごくダニー・デヴィートなのに、役柄にあまりにはまっていて驚いた。
この人しかない、というキャスティングだよね。

エヴァ・グリーンの非日常的な美しさがすばらしい。

コリン・ファレルと子供たちのストーリーを新たに入れたにも関わらず、この親子の関係がなんかすっきりしない。
両親がサーカスのスターだった時代は、たぶんこの父親は、たんに父親であるという事実に甘えて、子供たちとのコミュニケーションは妻まかせだったんじゃないかな。
そのあたりのしっくりいかなさが描かれているわりに、「ダンボのためにがんばっているパパ」がすべての免罪符になってしまった。

で、エヴァ・グリーンが母親的に子供たちに接してるのも、都合が良すぎて興ざめ。

あと、せっかくサーカスという舞台なのに、フリークスへの視点があまり感じられなかった。

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『ダンボ』の感想です。 (2/2) 

このあたりは、ティム・バートンならもうちょっとなんとかなるでしょ、というないものねだりかな。
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