2023年一本目はすずめの戸締り。表現技術というか技法がとにかくすごい。内容は諸星大二郎と星野之宣の世界をかわいい絵柄で包んだ感じ。泣けると噂だったので警戒していたせいか泣きはしなかったものの、クライマックスでは少しうるっと。脚本はしっかりしており、ジブリにありがちな破綻がない。新海誠を宮崎駿の系譜に括ってしまうのは些か乱暴かも知れないが、ある意味アニメの父的な存在を撃ち倒したのは吾郎ではなく新海だったのかもしれない。
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