キャンディマン 

黒人居住区に伝わる「キャンディマン」。鏡の前で名前を5回唱えると現れる殺人鬼の都市伝説を調査していた大学院生ヘレンはある晩にその名を5回唱えたことから不可解な連続殺人が起きる。

1992年に公開された本作はクライヴ・バーカー原作小説「血の本」を映画化したもの。この時代の”ホラー”にしてはめずらしく人種差別が根底にある。

フィールドワークと称し私生活に土足で踏み入るヘレンが興味本位で呼び出したことにより転落していく様はとても皮肉だが、そのキャンディマンも分相応な恋をし差別によって殺されているから根が深い。

問題提起というほどに重苦しいものではなく、これでもかというほどに90年代のホラーテイスト満載。

キャンディマン演じるトニー・トッドは後に「ファイナルデスティネーション」シリーズにちょい役で出演する程度なのに、わくわくしてしまうのは、「キャンディマン」で強烈なインパクトを残しているからだ。

「ゲットアウト」のジョーダン・ピール監督が本作のリメイク権を獲得したニュースをみたのだが、そろそろ撮影に入るようだ。
ピール監督が描くキャンディマンも楽しみに待ちたい。

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@mame8 面白そうですねこれ!いやしかし、パッケージはすごく怖そうだな。

@tacchan 90年代にありがちなごりっごりのホラーですけど、ゴアはあんまりないのでヘルレイザーとか見れるなら余裕でっせ。

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