『美女と野獣』気になったのは村での最初の歌のシーン、村の中をうろつくベルの周りで村人たちが歌い継いでいくのだけど、その時のベルの身体が弛みきってること。腕をブラーンとさせて、歩き方にもダラっとしてる。もう1つはbe our guestのシーン。いくつかあるワンショットのベルの顔に浮かぶ表情のある種の弱々しさ。この2つに共通するのは、彼女はこれらの場面でほぼ他者から"歌われる"対象にあるということ(前者ではかろうじて合間に少し彼女自身の内面を語る歌が挿入されているが)。もちろんこれらの反面としての、ベルの力強いソロがある