『ブゴニア』
本当にいろいろなことがあったけど、観たあとには面白さが残った。ヨルゴス・ランティモスの作品は観たことがないのだけど、ミッドサマーっぽさも、半地下っぽさもわざとなのだろう、ぽいだけじゃなくて、それぞれの良さが増幅して加えられている感じがある。
しかし、始めの方の陰謀論はかなりリアルだったと思うんだけど、どんどんカッ飛んで行き、最終的にそうなるとは…
『ブゴニア』
個人的にいちばんきつかったのはドンだなぁ、すごくやさしい人だった。あのとき絶対に自死すると思わされた、不穏さのチラつかせ具合が絶妙にすごい。郡の警官の人も過去に何があったか分かるような分からないような感じだったけどずっとテディを気にかけていて、話は長いけどいい人だったよね、なんで急に斧を振り下ろされたんだっけ?うーんしかしそんなこんなも全て一緒に滅んだのでまあいいのか…よかったね、動物はみんな無事だし…アンドロメダの皇帝の判断だから…
『ブゴニア』
いい景観を引いて映した画面の一部で揉み合う(しかも殺るか殺られるかの激しいやつ)シーンとか、血まみれの人が窓から脱出してそのまま走り下りるのを遠くから定点で映しているシーンとか、人が激しく動いているのに画面が静かなのを思い出してはだんだんおもしろくなってきている。あれなんなんだ。吉本新喜劇で見たことある
『ブゴニア』
真面目に考えて、製薬会社の失敗?で植物人間のようになってしまった陰謀論者の母親の息子があのようにおかしくなったとて誰が責められようか?いや、というかそういえば結局はおかしくもないんだった。テディこそが完全に真実を掴んでいたんだわ