ライトハウス
35㎜フィルム、1.19:1のアスペクト比に音声はモノクロ。このデジタル時代にエガース監督の徹底的した、こだわりがもの凄い濃密に四角の画面に収められてる。
人物の背景等の説明は一切なしと情報が足りないのに目に飛び込んでくる情報は多い..。
ウィレム・デフォーとロバート・パティンソンの演技のぶつかり合いが泥臭くて素晴らしい。
灯台は男根の象徴なのかな?差し詰めあの光は射精ともとれるかな。デフォーの屁、いびき、ロブのマスターベーション、それら全てが音楽と一体となる怪作。
ジェンダーに根ざした事ではないにせよ、男2人を逃げ場のない所に放り込むとロクな事にならない典型。パラノイアと何週間も一緒に過ごすには自らも狂うしかないわな。
ウィッチでヤギとかトラウマになったんだが..今回はカモメにやられた。もうカモメ無理ぃ。
正直、アリ監督のミッドサマーって希望があったんだとあらためて思った次第。
演者は大変なんてもんじゃなかっただろうな。
A24配給史上最も狂ってるといっても過言じゃないくらいにヤバイ。
目からも耳からも不快さがとれない(褒めてる)