ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
シャロンの事件のみならず、マカロニウエスタンの繁栄と衰退というハリウッドの歴史を知っているのといないのとでは評価が分かれてしまいそう。
日本ではマカロニで定着してるけどアルパチーノのセリフでちゃんとユーロとしてるあたり西部劇好きのタランティーノらしい。スパゲティは一部では蔑呼になるからね。
ポランスキーや話題中のワインスタインなんかの過去も踏まえてみるとよくわかる。劇中登場する8歳の子役の少女なんか特に。そういう意味では古き良きハリウッドに対するある種のアンチテーゼのような印象だった。
個人的にディカプリオが苦手なのだが、この作品はめちゃ良かった。セリフを忘れトレラーでブチギレるシーンが特に。4杯じゃなくて8杯!っていう..そうそうわかる!っていうね。あと落ち目というのがこうであってほしいという観客の願望にとても忠実で。
タラちゃんらしいおとぎ話で結構好み。
ラスト10分ぐらいは笑いが止まらなかった。犬と火炎放射器は世界を救うね。あとイタリア女(性)も超大事。