@tacchan 思いやりの欠如がテーマであってすごく強いメッセージ性がある社会派映画ではないのが、私は素晴らしい点だなと。
バスの中で母親が「ありがとう」と言っていたらアーサーのその日はハッピーだったかもしれない。等々
"ほんの少しの優しさがあればその日一日を気持ちよく過ごせるよね。そういう気持ち皆んな忘れてるよね。"
という程度にメッセージにとどめているのが良いなと。
社会からこぼれてしまった人を悲劇的に扱うつかうのではなくて、アーサーという男が不条理によって奪われたと思っているものを、暴力で取り返そうとするちゃんとアメコミ枠におさめてると個人的には感じました。
つまり、めちゃくちゃ面白い映画ですよねー!
@mame8 おはようございますー。昨日後から考えてみたんですけど、たぬき汁さんの仰る通り、社会的なメッセージ性が強い映画だと思い返してました。。。
> そういう気持ち皆んな忘れてるよね。
言いたいことは、正にこれですよね。僕もそう思いました。この映画の中で本当に嫌だあなぁ・・・というかムカつく瞬間(製作者が意図的にそう撮っている)って、バスの中の母親とか、電車の中の人たちとか、市の職員、とか、いわゆる「一般常識のある、社会のコードになんの疑問も持たない人たち」の優しさのかけらもない行動なんですよね。
つまり本当は、批判されているのは我々(僕も一般常識のある枠に入ると思いますw)。
劇中でもありましたが「精神異常者にとって耐え難いのは社会の目だ」と言いますよね。これの真の意味は「社会の目から無視され続け、決して共感されない」ということだと思います。
僕的には、これは「万引き家族」を観たときにも強く感じた点でした。僕は万引き家族でけっこう人生観変わりましたが、本作もそういうパワーを持った映画だと思います。
つまり超面白かったってことですね!こんなに語れるとは。