CROSSING 心の交差点鑑賞。続き。
「イスタンブールは人が訪れては消える場所」と劇中でも言われるが、文化の東西が交わる場所で、いろんな人がいて、いろんな言葉が話されて、そんな場所に飲み込まれて使い捨てられて消えていく人がいる一方で、出身が同じ国の人にあえば懐かしくなって胸襟を開く味わいもあって、そういう雑踏みたいなところならではの見応えがあった。イスタンブールって言ったら、すごい観光地もあるのに、あんまり綺麗じゃない場所がいっぱい映るのも、観光映画じゃない感があって好きだった。
テクラを探しに行った先、トランスジェンダーのセックスワーカーの人たち?がいるアパートでの「私たちのことを探してくれる家族がいる?」という一言がグサっときた。そういう人ばかりが集まっているんだろうなというのと、テクラもきっとそのうちの一人だったんだろうなというのが、すごく胸が重くなった。
最後のあれ、本当に会えたのかなって、ほんの少しだけ思う。あんなにたくさん人がいる場所で偶然出会すなんて、ありえる?残酷だけれども、もしかしたらあの再会はリアの伝えられなかった懺悔で、想像の中だったのかもしれない、とも思う。