MaXXXine マキシーン鑑賞。 

一言でいえば、期待外れだった。
なんだろう、絶望してほしかったのかな、マキシーンに。そんな楽しみ方、性格悪すぎない?って自分に対して思うんだけど、そういうのがないと彼女の魅力っていまいち光らない気がする。あと、ナイトストーカー要素のかみ合わせがビミョー。年代を同じに設定しただけで関係ないといえばそれまでなんだけど、事件自体それほど寄せてるわけでもなく…。
支配的な親・親殺しという共通点でパールとマキシーンを見ているので、パールの母親と違ってマキシーンの父親は…と話がひっくり返るのが面白さなのかもしれない。ストーリー的な納得はいくけれど、あれだけドラマチックに盛り上げたにもかかわらず、そこにカタルシスを感じなかった。ただ、父親の丁寧なお膳立て&きちんと踏み台にするマキシーン、と考えると、ステージママ/パパの行きつく先にも思えたのは面白かった、かも。

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MaXXXine マキシーン鑑賞。続き。 

父親殺しまで含めた成功譚となればマキシーンの栄光には一生父親の影がついて回るわけで、独り立ちしても殺しても、いつまでも支配されてるのと同じかもしれないな、と。特段実力もない(と私は思ってるんだけど、実際どうなんだろう?)のに、時の人になることで成功する。それを「才能」と取ってしまうところがマキシーンの悲劇だったりするのかな。

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