We Live in Time この時を生きて鑑賞。
単なる難病ものだったらシラケて見ちゃうかもしれないところを、子供の存在やプロポーズの時期等の「答え」を知っている状態から、彼らの人生をタイムラインにあてはめていくことになる。読み解いていくような感覚があるので「悲しい物語」としてではなく楽しく見られた。アルムートはレズビアンかバイセクシャルだったようだし、二度目の病気発覚の後「異性愛を全力でやりぬく」のシーンがあったので、子供はいても結婚は必要としてないカップルだったのかな。彼女が子供を産むと決めた理由・彼がプロポーズをすると決めた理由/その内容は言葉にされたりしない。描かないってことは限定されないってことで、鑑賞者が自分の経験や感情に結び付けやすいんじゃないかなーという気がする。まぁ、それこそめちゃめちゃ異性愛規範な鑑賞者像だけど。
#映画 #映画鑑賞 #WeLiveInTime
We Live in Time この時を生きて鑑賞。続き。
アルムートもトビアスもそれぞれ自分の考えがあっても折り合いをつけながら一つの家族を作り上げていく。自分の意志も大切だけど、それよりも大切にしたいと思える関係、思いやりってこういうことなんだろうなぁ。
トビアスとたぶん同じくらいの年齢というのもあって、(最近見たいろんなキツい作品よりももっと今の私の核心に迫る)キツい部分もあった。タイムリミットとか選択とか。弱っていく自分、「死んだ母親」になるのが嫌なのは、アルムートが命を燃やし尽くしても価値がある生活を送っている、成功している強い人だからだ、と思ってしまう。そういう拗ねた見方をする自分が汚ぇなーと思う。