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けものがいる鑑賞。 

過去編も未来編も、現代編のガブリエルが死ぬ間際に見た夢(走馬灯的な?)みたいなことかと思っていて、でもそういうのではなかったようだ。というか、全然わかってなくて、彼氏が買ってたパンフレットを読んで「そういうことだったんだー」と思った、だいぶ私に通じてない。映像の読解力が低い。
どの時代だとしても孤独とかやるせなさとか不安とか愛とか何かしらの、他の人にはわからない感情があって、それをルイだったらわかってくれた。たとえ死んだとしても、殺されたとしても、二人には通じる同じ気持ちが存在している。過去を知った今、記憶に紐づいた気持ちだけが縋れるものなのに、彼の側はそれを"浄化"で手放してしまった。ガブリエルはそこから逃げられないのに。行き止まりみたいな生きがいのない世界で孤独に放り出されることを、絶望と呼んでもいいと思う。

けものがいる鑑賞。続き。 

あと書いておきたいこととしては、過去編のジョージ・マッケイはちゃんとシュッとしてカッコよく見えるのに、現代編だとちゃんと(ちゃんと?)気持ち悪い感じに見えるの、すごいと思った。レア・セドゥですら年齢で美容整形した方がいいとかダサい扱いされるの、しんどい。
今までそんなに思ったことないし、私だけかもしれないんだけど、言語が混ざる会話シーン、フランス語のやわらかさに英語の音が来ると音が強くて少しショックを受ける、という体験ができたのが面白かった。

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