ミッキー17鑑賞。 

予告から勝手に『月に囚われた男』みたいだと思っていて(あれはあのジャンル?で最高だと思っているので、これをやる意味あるのか?と。)それとは全然違う話だったのと、マイルド・パティンソンとハバネロ・パティンソンを味わえたので満足感が高い。ついでにきっついわーというおじさん役が最近多い気がするマーク・ラファロがノリにノっていて面白かった。
ミッキーのマイルドなポンコツ主人公といい、ヌルッと隙間から現れたり姑息に強かに生き残ってるティモや、底の浅い政治家兼カルト教祖夫妻といい、キャラクターが絶妙に笑えた。それに加えて、ディストピアな世界観と色合いのせいか、『未来世紀ブラジル』等を結構思い出した。テリーGまだ普通に生きてるから変な言い方だけど、現代のテリー・ギリアム作品って感じがする。為政者をコケにするような棘や人はいいけど間抜けな主人公とかの要素が似通いながら、主体性のある女性キャラとかいろんな方向で今っぽいセンスが張り巡らされていて、そつがない。安定して観やすいので、驚いた。

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ミッキー17鑑賞。続き。 

『TENET』の時に「最後、そんな顔でさよならするのはずるいじゃん!」と思ったのと同じような幕引きもあって、ロバート・パティンソンの使い方が大変良いと思いました。ハバネロの方がああいう顔してマイルドに未来を譲っていくの、かっこよくてずるい。

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