マリウポリの20日間鑑賞。
これは今の私が観ておかなければダメなんじゃないかと思って別の映画と迷った末、こっちに決めた。
しんどかった…そんなのわかりきっていたけれども。どんどん人が運び込まれてどんどん死んでいく病院の映像もひたすら心が痛むし、市の職員?死体を処理する人の映像も本当にきつい。穴どころかもはや溝。溝を掘って死体袋を投げ入れる、あるいは袋すらなく投げ入れる。たった数日のうちにそうせざるを得なくなるほど、普通の住宅街や病院までも攻撃される。人も荒む。自分たちの街を自分たちで壊して略奪したり。怒りも悲しみも全部記録に残して、決死の思いで送る映像は「フェイクだ」って言われる。だから、生きて、世界に届けなければいけない。そこに生きている人を見捨てても。そういうの含めて、落ち込む。
『関心領域』とセットで観たようなかたちになったせいで、生き延びて届くものがなければ、またそういうものが届き続けなければ、簡単に壁の向こうを見ないふりをして生きられてしまう怖さも感じた。しんどい…。
#映画 #映画鑑賞 #マリウポリの20日間