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哀れなるものたち鑑賞。 

概ねセックスばっかで笑ったとはいえ、奇妙で爽やかな…あるいは奇妙に爽やかな、面白い映画だった。『フランケンシュタイン』みたいな話かなぁとは思っていて、実際そうでもあるんだけど、大人の女性の体に子どもの精神…しかもそれを利用、もっと言うなら消費しようとする男ってグロすぎん?というところからだいぶ突っ込んでいくので、本当に哀れなのは…と考えると、笑えるって意味でも面白かった。
以前見た映画で「『フランケンシュタイン』と『マイ・フェア・レディ』は同じ話だ」と言うセリフがあった。ベラを小娘と侮って世界を教えてやってるつもりだったダンカンは、彼女が成長するにつれ溺れて哀れで惨めでどうしようもない小物になりさがる。そのなっさけない姿…マーク・ラファロは最高だったなと思う。もちろん、世界を見て、自分を改良していくベラ、エマ・ストーンが全部良かったのがあってこそ。
ベラの体はベラのもの。ベラの自由もベラの意思も、ベラのもの。そういう話だから、描写?絵面?は奇妙でも、わかりやすい話だった。

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