囚人ディリ鑑賞。タイトルからしてきっと男臭い・泥臭い話!と思っていたら、
孤児院の少女から始まる。親子愛ラインと、瀕死の警察官満載トラックラインとギャングの警察署襲撃ライン。混ざり合うのでテンポがガクンガクン変わって、話運びはとっちらかってる印象。でも結局めちゃくちゃ泣かせる良い話に持っていく力技!
何しろディリがめちゃくちゃ強い。寡黙で得体の知れない男…みたいなところから、だんだんと違う面が見えてきて、あんなの仕出し屋のお兄ちゃんじゃなくても絶対ディリのこと好きになる。その場しのぎの空約束かもしれない言葉に命をかける、満身創痍で、何十人もの敵に立ち向かう。そこまでする義理ないのに。でも約束したから、「いい人間はわかるんだ」と言い切るあの顔、すごい。それに、地に足のついたアクションが良かった。なんか、私が見たことあるインド映画ってわりと一蹴りで3mくらいふっとんだりするから、それが無くて。地味っていうのでなく、魅せるアクションでありつつマジで強そうなリアルさ、重さがあった。
#映画 #映画鑑賞 #囚人ディリ