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『岬の兄妹』 

左足が不随の兄が知的障害の妹を養っているがある日働いていた造船所をクビになり、食うものも困る、電気も止められる、家賃ギリギリの貧困に喘ぐ。兄は貧困を脱するために妹を売春婦にし、売春斡旋をする。

とにかく貧乏、ド底辺をとことん描いている。ボロいアパート、汚ない部屋、食べ方までどこか汚ない。内職をするもそれだけじゃ大人二人生活出来ず、背に腹変えられずの妹を売る兄。そこからさらに年寄りやミゼット、苛められっこ兼童貞とのセックスなどめくりめくド底辺ワールド。

手がうんこまみれになるなど「これは嫌だな……」というものがわんこそば状態で繰り出す倫理なき映画。監督はポン・ジュノの助監督務めた片岡慎三でこれが長編デビュー作。映像はしっかりしている。ド底辺は描けてる。強烈な物を見せつける才能はあるが、その強烈さは見る者の生理的嫌悪感にまで侵害して来る。

一つ、「惜しい」と思ったのは、部屋に電気ストーブがあるんだから、火事とか起きてもおかしくなかったがそこまでの大技がなく、生理的嫌悪感侵害に留まっている。惜しいが、強烈さはある。

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