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『七つの会議』3回目② 

加えて、営業部の会議が警察の捜査会議っぽく見えた。チープなテレビドラマ版よりかはましだが、それでもコレジャナイ感が何回見ても感じる。重役会議はだいたいそんな感じだが、
裁判所や王室会議みたいな御前会議は流石にやり過ぎ。今の時代、あれなら親会社の社長は社長室からSkype出席じゃないだろうか?
あとやはり野村萬斎の演技は大袈裟すぎ。あんな喋り方をするヤツがいたらみんな殴りあいになるよ。
その点、片岡愛之助の表情や目の演技はさすがだった。香川照之もしかりだが、偶然にも歌舞伎役者二人の台詞以外の演技にこの映画は救われていた。
『七つの会議』がどうしてもテレビドラマっぽく見えてしまうのは結局は一つの中堅会社の話なのでスケールの問題もあるが、それなら会社の問題となる物が大きく、これを『空飛ぶタイヤ』みたいに刑事目線でやれば映画らしくなったが、原作があるからね……

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