『パンク侍、斬られて候』
綾野剛、豊川悦司、染谷将太など緩急自在なフランクでラフな現代人の会話をそのまま時代劇にまぶし、見事なコメディになってる。
嘘まみれの狂った世界のディストピア時代劇はタイトルに偽りなく、
『少年メリケンサック』でも見れたクドカンのキレッキレの脚本に、『爆裂都市』や『狂い咲きサンダーロード』の石井岳龍監督が大人の力で作り上げた。
全編にベンチャーズやアニマルズや『パルプ・フィクション』のエンディングでも使われたナンバーをアレンジしたロックなBGMがいかにもロックな映画になってる。
エンディングテーマ曲は東映から伏せるように言われたが超有名曲を大胆に使用し、これまた感動した。