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『パンク侍、斬られて候』 

パンクでクレイジーな原作を大人のパンクな監督がやった感じの映画だった。

主人公の掛のハッタリでうまーく世を渡る姿がパンクだし、この掛の周りにいるズンドコな連中もパンクだし、浅野忠信も「どうしちゃったの?」と言いたいぐらいイカれていた。

毎シーン派手な仕掛けに満ちてるけど、筋はしっかりしている。決して『爆裂都市』や『狂い咲きサンダーロード』のような勢いではない。円熟の石井岳龍監督の大人のロックのような作品だった。

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