『ウィンチェスター・ハウス』
実在の銃製造会社、人物、建物を使ったホラー映画。
タイプとしては『スレーターハウス』、『パラノーマル・アクティヴィティ』、『イシディアス』、『死霊館』、『アナベル』といった屋敷の中での心霊ホラー。
音響やカメラワーク、扉、曲がり角などを巧みに使った恐怖はずるさもあるが上手い。
何よりも「ウィンチェスター社」、「ウィンチェスター銃」のイメージを最大限に利用し、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』にもあった誰にでも持ち得る恐怖心、心理を突いた恐怖を見せる。
増築し続ける館の様々なからくりや13本の釘で打たれた部屋など、不気味さ、忌まわしさも満点。
微妙な暗さ、光の入れ方、ろうそく・灯りの使い方も1906年のリアルさが感じられる。