『レディ・プレイヤー・ワン』(1)
スティーヴン・スピルバーグによる80年代のゲーム、特撮、アニメ、映画、音楽満載のVRの『インディ・ジョーンズ』。
ゲームの世界で3つの鍵を集めると亡くなったゲームの創始者が隠したイースター・エッグを手にし、遺産とゲームの世界の王になれる、というのが大筋。
2045年のボロいプレハブが積み重なった集合住宅(スタック)から始まるファーストシーンはフリッツ・ラングの『メトロポリス』もリドリー・スコットの『ブレードランナー』を彷彿させるSF名画の典型的表現ながら一気に映画の世界に引き込まれる。きらびやかな都会ではなく、みすぼらしく、「北斗の拳」のサザンクロスを彷彿させる街並み。人々がみなゲーム「オアシス」の世界に虜になるのもSF小説「2112」さながら。
この世界観をベースに主人公ウェイツが「オアシス」でパーシヴァルとなり、女性キャラのアルテミスや仲間のエイチとともに創始者ハリデーが遺した3つの鍵の謎を解くアドベンチャー&アクション。