『29歳問題』
映画化においてあらゆる遊びが見られる。
その1
随所で出てくるウォン・カーウェイの『花様年華』のオマージュ。『花様年華』のポスターやティンの飼ってるカメの名前が『花様年華』のヒロインのマギー・チャンにあわせてマギーとチャンだったり、そもそもクリスティと彼氏の関係が『花様年華』のマギー・チャンそのものだったりする。
が、この映画では隣の男と恋愛にはいたらず、自分の生活・幸せに向き合う。
その2
ティンがレコード屋で働くシーンが『ハイ・フィディリティ』とダブる。太っちょのティンがまんまジャック・ブラック。
その3
クリスティと認知症の父の関係がまさしくダイアン・キートンが監督した『電話を抱き締めて』にそっくり。おそらく参考にしたと思われる。