『クソ野郎と美しき世界』
まだ思いきったことは出来なそう。
やはりまだまだアイドルの稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛のまま。
園子温を監督に迎えたわりにはまるで手温い『ピアニストを打つな!』は色々惜しい。
もっと意味不明にやるならやって欲しかったし、鈴木清順チックになる可能性はいくらでもあったが、何も出来ず。
これでは元SMAP達がなんとなくabemaTVで生放送をやったノリを映画館のスクリーンでウェーイとやっただけ。
それがこの映画の正体とみた。
「世にも奇妙な物語」レベルとは言ったが特に香取慎吾のは「世にも奇妙な物語」の中でもチャンネルを変えたくなるレベルのクソエピソード。
まあそういう意味でクソ野郎というのはまっとうしてはいたがね。
けど、クソ映画とまではいかずそこそこなのでクソ映画でもない中途半端さ。
アイドルの枠を抜け出せないおじさん三人のあがき。
けど、凄い出来が悪いわけじゃないだけに、テレビ他マスコミでプロモーションが出来なかったのは致命的とみた。