リメンバー・ミー
ピクサーお得意のひねりと道徳心くすぐりはあった。『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』や『コープス・ブライド』との違いは音楽や「死者の国」などメキシコ的な文化をふんだんに取り入れ押し出した所。
中盤ぐらいまではピクサーにしてはぎこちなく引っ掛かりがある作品だったが、そのネタバレに当たる部分が豪快に効いた作品で、結果的にピクサーの作品として納得出来る。
音楽の素晴らしさはもちろんだが、邦題にもなっている「リメンバー・ミー」は『パッチギ』での「イムジン河」の泣き要素とフォー・シーズンスの「君の瞳に恋して」の製作秘話が重なったようなキラー・チューンでやはり作品の要になっていた。
映画が気になっている方は見て損はない。