『運び屋』2回目②
そしてやはりインターネット、携帯電話、スマホの中毒に対する何かを常に言いたげな映画である。
何かトラブルがあってもスマホに頼らなきゃダメかい?というイーストウッドの皮肉やメッセージがバリバリ。
だが、その点についてはもう一つ追いきれていない気もする。
それともう一つ、やたら外に対する行動や人との接触にのめり込むアールの姿にアナログなソーシャル・ネットワークと見られなくもない。それがアナログであるかネットであるかの違いはあるが、これにのめり込むことで失う何かを感じとれる。
花作り、約2日がかりの運転仕事、警察のかわし方、仕事成功後にやたらと行うパーティーなどクリント・イーストウッドの「インターネットの糞ったれ!こちとらアナログじゃい!」びんびんな映画である。