『スパイダーマン:スパイダーバース』初見③
黒人の少年マイルススパイダーマンの覚醒というか自我の目覚めのようなストーリーでもあった。
これまでのスパイダーマンとの共通項として学園での初恋と最愛の人の死の直面もしっかりと踏襲している。
マイルスとグウェンの淡い恋愛エピソードの中でマイルスはやたら「思春期の少年」と貶されその度に「思春期」を否定するが、
異性への恋の目覚めや
自身の能力の目覚め、
自我の目覚めなど、
まさしく思春期のスパイダーマンを描いている。
そのチェリーさはトム・ホランド版以上。
ある種、『キック・アス』のデイヴ・リゼウスキに通じるものがあり、高層ビルから落ちる所や覚醒前の弱さなど重なるものが見られた。