ジラルディ『必殺の用心棒』(66)。スパイブームの最中に作られたマカロニウエスタンゆえその要素ある異色作とのことだがあまりそんな風に見えなかった、のは、主人公演じるハント・パワーズが所謂ハンサムというよりノア・テイラーやウィリアム・H・メイシー的ルックスで女性専用射撃クラブ運営して女好きアピールするもプレイボーイに見えないことが大きい。指輪の鏡利用して戦うのだが、どっちかっちゃーそれを植草教授的に使ってる感じなのだ。100人の北軍兵が忽然と消えた!というミステリもオチはなんだかなあだし、もうひとつだった。