マチルド、翼を広げ
孤独な子供と鳥というと「テス」という名作が直ぐに思い浮かぶのですが、あちらは辛い一辺倒な印象。
この作品は、中盤まではファンタジーの要素が強い&病んでるママのキャラにイマイチ乗れなくて、ちょっと不安が。
終盤にかけては、流石フランス映画。そんなに甘くはないぞなテイストに徐々に変化していきました。
主人公のマチルドに寄り添うフクロウは知の象徴などにも例えられる鳥ですよね。
マチルドは聡明な子に見えたので、彼女のココロの叫びから生まれたのかな。と思いながら見てました。
この映画もやはり子役の熱演が光っていたと思います。後は、M・アマルリックが出でたのは知らなかったので、個人的にはちょっと得した気分でした。