太陽の塔 

少し前に「太陽の塔ガイド 」を読んでたので、気になり見てきました。
太陽の塔製作時の創作秘話と明日の神話の話が絡まって展開。
著作などに触れてる人には野暮なのかもしれませんが、岡本太郎が民俗学や文化人類学などにかなり造形が深かった事を今迄知りませんでした。
また、大阪万博でこのコンセプト科学万能主義へのアンチテーゼがこの太陽の塔だった事も皮肉ですね。
そして、今に至るまでに現存しているのもこれだけという。
でも、当時は新進気鋭の芸術家を国威発揚イベントに起用するだけの気概が国にもあったんだなというのが羨ましい。
太陽の塔が作られた時代の延長に当時の未来は無く、今はただ閉塞感が漂う未来なのが悲しい。そして、そんな現代に明るい未来を想像していた時代を振り返っている事が、もっと悲しかった。

太陽の塔 

@frenchblue 岡本太郎ってパリ留学時にはモースと交流があったり、デュルケムやらバタイユやらの近くにもいたみたいですね(バタイユのつくった結社アセファルには冷淡だったみたいですが)。エリアーデとかも読んでいたと聞きました。

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太陽の塔 

@namikirin その辺についても言及されてました。他の芸術家と一線を画す部分ってこの辺の学術的アプローチにあるのかな。と思いながら見てました。

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